カルシウム(Ca)は体重の1.5%と、体内にもっとも多く存在する金属のミネラルです。体重1kgあたり15gで、体重70kgの人なら、そのうちの約1kgがカルシウムだということです。
体内にあるカルシウムの99%は、骨と歯の成分になっています。残りの1%のうち、0.9%は筋肉や神経組織などの細胞内外の体液に、0.1%は血液中にあります。
骨や歯の中のカルシウムは、リン(P)と結合したリン酸カルシウムの一種であるヒドロキシアパタイトという化合物になっています。
このようにカルシウムの主要な役割の1つは、骨や歯の成分になることです。
また、骨はカルシウムの貯蔵庫としても働いています。血液中のカルシウム量が減少すると、骨中のカルシウムが使用され血液中のカルシウム濃度を常に一定にしています。
食物から摂取したカルシウムは、小腸などで吸収されます。このとき重要な働きをしているのがビタミンDです。さらにビタミンDは、吸収したカルシウムを効率よく骨や歯にする手助けもしています。そのためビタミンDが不足していると、十分にカルシウムを吸収、代謝することができません。
ビタミンDは、食べ物からも摂取できますが、おもに日光(紫外線)を浴びることで、体内で生産されます。じょうぶな骨や歯をつくるためには、適度に日光を浴びることが必要なのです。
そのほか、カルシウムには、重要な役割があります。