マグネシウムを1日にどのくらい食事から摂ればよいのかを示した食事摂取基準は、下記の表のとおりです。表のようにマグネシウムの摂取基準には、推定平均必要量と推奨量が設定されています。
推定平均必要量は、ある母集団に属する50%の人が必要量を満たすと推定される1日の摂取量です。推奨量は、ある母集団のほとんどの人が1日の必要量を満たすと推定される摂取量です。要するに推奨量程度のマグネシウムを摂取していれば問題がないということです。表には載せていませんが、妊婦ではこの推奨量に+40mg付加したものになります。
通常の食事をしていれば、マグネシウムが過剰になることはほとんどなく、これまで過剰摂取による障害も報告されていません。そのため通常の食事からの耐要上限量は設定されていません。しかし、通常の食事とともに薬など食事以外からも摂取する場合の耐要上限量は設定されています。
食事以外から摂取する場合の耐要上限量は成人の場合、1日あたり350mg、小児では1日の摂取量が体重1kgあたり5mgです。
また、カルシウムやリンを摂りすぎるとマグネシウムの吸収が阻害されるので、カルシウムやリンを多く摂取したときには、マグネシウムも多く摂る必要があります。理想はカルシウムの摂取量をマグネシウムの1.5倍から2倍程度にしておくことです。
厚生労働省による国民健康・栄養調査(平成20年)によれば、成人の場合、男性は平 268mg、女性は平均239mgのマグネシウムを摂取し、ともに推奨量には達していません。
| 年齢(歳) | 推定平均 必要量 | 推奨量 | ||
| 男性 | 1~2 | 60 | 70 | |
| 3~5 | 80 | 100 | ||
| 6~7 | 110 | 130 | ||
| 8~9 | 140 | 170 | ||
| 10~11 | 180 | 210 | ||
| 12~14 | 240 | 290 | ||
| 15~17 | 290 | 350 | ||
| 18~29 | 280 | 340 | ||
| 30~49 | 310 | 370 | ||
| 50~69 | 290 | 350 | ||
| 70以上 | 270 | 320 | ||
| 女性 | 1~2 | 60 | 70 | |
| 3~5 | 80 | 100 | ||
| 6~7 | 110 | 130 | ||
| 8~9 | 140 | 160 | ||
| 10~11 | 170 | 210 | ||
| 12~14 | 230 | 280 | ||
| 15~17 | 250 | 300 | ||
| 18~29 | 230 | 270 | ||
| 30~49 | 240 | 290 | ||
| 50~69 | 240 | 290 | ||
| 70以上 | 220 | 260 | ||