銅のさびのー種である緑青は、猛毒だと教えられた人も多いと思います。確かに緑青は見た感じ、いかにも毒がありそうな色をしています。しかし最近の研究結果によれば、緑青に有毒性はほとんどないことがわかってきました。
社団法人日本銅センターが東京大学医学部に依頼して研究した結果、さらに厚生労働省の研究結果により、1984年、緑青には有毒性のないことが明らかになりました。
緑青の主成分は塩基性炭酸銅や塩基性硫酸銅などで、大気中の2酸化炭素や二酸化硫黄が反応したものです。
どうして、緑青が猛毒であるといった先入観が生まれたのかについてもよくわかっていません。昔、銅の精錬技術が未熟だったころ、銅の中に毒性のある不純物が混じったことによるため、または見た目の印象から毒だと思われていたらしいのです。
もともと銅自体も有毒性の少ない金属です。逆に銅には抗笑作用があります。
銅が主成分の10円玉は、いかにも雑菌がたくさん付着しているような気がします。ところが、銅の抗菌作用のため、ほとんど無菌なのです。
銅以外に抗菌作用の強い金属としては、銀、白金、金、鉛などかあります。