ヨウ素は甲状腺ホルモンの主成分なので、ヨウ素が不足すると甲状腺ホルモンが生成できなくなります。
その結果、甲状腺刺激ホルモンの分泌が増加し、甲状腺が発達し肥大化していきます。このように甲状腺が肥大化する症状のことを甲状腺腫といいます。
こうしてヨウ素不足になり、甲状腺ホルモンの分泌が減少すると、成長障害、精神発達の遅れ、体力低下、肥満、脱毛、肌荒れなどになります。
母親がヨウ素欠乏になると、生まれた子供も欠乏症になるクレチレ症は、子供の発育不全や精神障害を発生させます。
世界的にはヨウ素が不足しがちな地域もありますが、海産物の摂取が多い日本などや、ヨウ素を含むサプリメントなどを必要以上に摂取すると、ヨウ素が過剰になる場合もあります。
ヨウ素を摂りすぎても、甲状腺が肥大化する甲状腺腫になります。また、甲状腺機能宜進症(バセドウ病)にもなります。
パセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰分泌などにより起こるもので、眼球が突出してきたり、手指のふるえ、動悸、発汗、精神的不安定などの症状があらわれます。
ちなみに、キャベツ、トウモロコシ、タケノコ、サツマイモ、たいず、キャッサパなどに含まれているゴイトロゲンという成分は、ヨウ素の蓄積を阻害する作用があります。
また、セレンが欠乏しても甲状腺ホルモンがうまく働かないて能性があると考えられています。