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亜鉛と味覚の関係 

味覚には甘い(甘味)、塩からい(塩味)、すっぱい(酸味)、苦い(苦味)という4つの基本感覚があります。もう1つ、うま味を加えて5つとする場合もあります。

味覚があるのは、生きていくうえで必要な食物と危険な食物を見分けるためです。甘味があれば、エネルギー源である糖分を含んでいることがわかります。塩味により、塩分をはじめとするミネラル類を含んでいることがわかります。うま味も、アミノ酸など必要な物質を含んでいることを示しています。

反対に、酸味は一般的に食物が腐っているシグナルになります。また、苦味のあるものは毒物である場合が多いのです。そのため、酸味や苦味を本能的にさけるようになっているのです。子供が酸味や苦味を嫌うのもそのためです。

舌で味を感じるのは、味を含んだ唾液が舌の表面にある味蓄の味覚細胞を刺激するためです。味蓄は花のつぼみのような形をしていることから名づけられました。

この味覚細胞は、常に新しいものにつくりかえられています。亜鉛は細胞分裂を促進する働きがあるので、新しい味覚細胞をつくるのにも不可欠です。そのため亜鉛が不足すると、味覚細胞の生成が不十分になり、味に対する感覚がにぶくなっていくのです。

味覚障害になる原因には、ほかにも薬や病気による影響などさまざまなものがありますが、約30%は亜鉛不足が関係していると考えられています。

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